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生理だけで貧血になる?
貧血にならない4つのポイント

 生理という定期的な出血によって、女性は体内から鉄分を失っています。そのため、女性の1割を占める鉄欠乏性貧血の主原因が生理によるものといっても過言でありません。

目次


生理の継続的な出血が貧血の原因になる


 貧血の患者の7割を占めるのが鉄欠乏性貧血ですが、その原因のほとんどは継続的な出血によるものです。

 これには胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの病気がありますが、生理もいわば継続的な出血であるので、女性はそれだけ貧血になりやすい状態であるといえます。

 成人女性の約1割が鉄欠乏性貧血の状態にあるのもそのためです。

本当に貧血?実は病気のことも


出血で失われた分だけ余分に鉄を摂る必要がある


 私たちの体は汗や尿、腸管から少しずつ鉄分を排泄しており、その量は1日で約1mgとされています。つまり、1日あたり1mgの鉄を摂取すれば収支のバランスがとれることになります。

 しかし、私たちの体は平均10%程度しか鉄を吸収できないため、必要量の10倍となる10mgの鉄分を毎日食品から摂取する必要があります。

 一般的には1日に必要な摂取カロリー量のバランスのとれた食事を摂ると、平均10mgの鉄分が摂取されるため、無意識に鉄のバランスがとれていることになります。しかし、生理のように出血で鉄が失われている場合には、失った分だけ余計に鉄を摂る必要があります。

 鉄欠乏性貧血はなりやすい貧血である反面、必要な鉄分をしっかり摂れば治りやすい貧血でもあります。

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出血で失われる鉄分はどれくらい?


 生理は女性の宿命的なものでもありますが、「貧血になるのは仕方ない」と諦めることはありません。生理によって失われる鉄分量を知り、失ってしまう分をきちんと食事や鉄剤で補う事ができれば貧血になることはありません。

 生理では月平均で45mLの出血があるとされています。つまり1日平均にすると1.5mLの血液が失われている事になり、鉄量に換算すると0.75mgになります。つまり、毎日0.75mgの鉄を余分に摂取できれば貧血にならないことになります。

 人は毎日1mgの鉄を汗や尿から失っているため、この1mgに出血分の0.75mgを足すと、1日に失われる鉄分量は1.75mgとなります。

出血分を上乗せした1日に必要な鉄量は?


 ただし、前述のとおり私たちの体は平均10%程度しか鉄を食物から吸収できないため、1.75mgの10倍となる17.5mgの鉄量が1日あたりの必要摂取量となります。

 なお、これは平均的な必要量であるため、過多月経などで出血量が多い場合や体質などによっては、より多くの鉄が必要となります。

 生理による出血を考慮しなければ、通常の食生活で鉄の収支バランスはとれています。しかし、出血で失われた鉄を余計に摂るには、食生活を見直さない限り鉄不足に陥ってしまいます。この不足している分を食生活の工夫や鉄剤で補う事で、鉄欠乏性貧血は克服する事ができます。

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