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幅広い貧血の原因・症状・検査・治療・食事・対処法をしっかりサポート!貧血を理解し、改善・克服していきましょう。

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貧血の症状が3分でわかる!
知っておくべき7つのポイント

 貧血の症状といえば、一般的にはめまいや立ちくらみを連想しがちです。しかし、貧血の症状は多岐に渡り、自分が貧血だと気付かずに日常生活を送っている人も少なくなりません。あなたが悩んでいるその症状も貧血が原因かも!?

目次


貧血の症状は全身に現れる


 貧血の症状というと「立ちくらみ」を連想する方がたくさんいますが、立ちくらみは脳貧血と呼ばれ、貧血とは関係ありません。

 貧血が急激に起こる事はなく、徐々に進行してきます。そのため貧血の症状もはっきりしたものがなく、なんとなく頭が痛かったり、肩がこったり、疲れやすかったり、顔色が悪かったりします。

 つまり、日常起こり得そうな体調不良の症状が多く、体調の悪さを自分の体質や疲労の蓄積と諦めてしまい、貧血と気づかずに生活している人が多いのが現状です。

 貧血の原因は様々ですが、血液中の赤血球が不足して全身に運ぶ酸素量が少なくなり、体が酸素欠乏して貧血症状が起こることは共通しています。つまり、貧血は全身の酸欠によって起こるため、貧血症状は全身に現れます。


本当に貧血?実は病気のことも

めまいだけじゃない!貧血の症状とは


 貧血症状のイメージといえば「だるい」「めまいがする」などを連想しますが、意外な症状もたくさんあり、貧血症状は多岐に渡ります。以下に貧血症状の具体例を示します。自分に当てはまる症状はありますか?

体調に関する症状
  疲れやすい
  だるい
  めまいがする
  動悸や息切れがする
  眠気
  吐き気
  胃痛

頭痛や肩こりに関する症状
  頭痛
  肩こりがある
  頭が重い
  顔色が悪い

食事に関する症状
  食べ物が飲み込みづらい
  口の端が切れる
  舌の表面がツルツル
  煎餅など硬いものを大量に食べたくなる
  酸味がしみる

肌・髪・爪に関する症状
  爪がスプーン状になる
  爪が割れやすい
  枝毛・抜け毛が増える
  肌がカサカサする

 思い当たる症状はありましたか?貧血といえば「めまい」や「だるさ」くらいに考えられがちですが、貧血にはこれだけの症状があります。貧血は血液の病気ですので、全身を駆けめぐる血液の調子が悪いと、体のあちこちに障害が出てもおかしくありません。

私は貧血になりやすい人なの?

男性の貧血症状は危険なサイン!


 生理で定期的に鉄分を失う女性と違い、男性は出血しない限り体内から鉄分を失うことはなく、血液を活発につくろうとする男性ホルモンの働きもあり、男性が貧血になる事は通常ありません。

 つまり、男性に貧血の症状が現れるという事は、体内のどこかで慢性的に出血をしているということになります。

 男性に貧血症状が現れた場合、以下のような病気の可能性が高い確率で考えられます。

  胃・十二指腸潰瘍
  胃がん
  大腸がん
  大腸ポリープ
 

 このような消化器系疾患による出血がある場合、便の色が「黒色のタール便」や「赤褐色から鮮紅色の便」になります。この便の色の違いは出血箇所によって異なります。

 胃や十二指腸で出血している場合は血液が胃酸や消化酵素と反応することで黒くなり、それが便に混ざることでタールのような黒色になります。一方、大腸や肛門付近の痔から出血した場合は、血液の色が変わることなく便に混ざるため、赤褐色から鮮紅色の便が出るようになります。

 消化管からの出血に気付かずに大腸がんが進行してしまったり、重度の貧血で倒れてから病院に搬送されることも少なくありません。健康診断で便潜血検査を受けるのはもちろんのこと、日ごろから排便後に便の色を観察する習慣をつけることが病気の早期発見につながります。

男性の貧血は危険なサイン!

目がチカチカ、目の前が暗くなる、これって貧血症状?


 急に立ち上がったり起き上がったりすると、目の前が暗くなったり、目がチカチカすることがあります。このような症状は「貧血によるもの」と思われがちですが、それは間違いです。

 急に立ち上がったりすることで一時的に血圧が下がり、脳に十分な血流が行かなくなることで、目の前が暗くなったり、目がチカチカする症状が現れるもので、これを脳貧血または起立性低血圧と言います。

脳貧血(起立性低血圧)とは

貧血症状を放置せず病院で検査しよう


 貧血症状の現れ方には個人差があり、まったく症状が出ない人もいれば、強めに症状が出る人もいます。しかし、必ずしも貧血症状の強さが病気の重さと比例しているわけではありません。

 こうした自覚症状はあっても「大した事ではない」と自己診断してしまうのは危険な事です。倦怠感や息切れなどの症状が出る病気はほかにもたくさんあり、命にかかわる重篤な病気を見逃してしまうことにもなります。

 これらの症状がある時は一度きちんと病院で調べてもらい、貧血の原因を明らかにしておくことが大切です。貧血の検査は簡単に行う事ができ、原因がはっきりしやすいのも貧血の特徴です。

貧血の検査はどうやるの?

貧血の代名詞!鉄欠乏性貧血の症状とは


 貧血の中でもっとも多いのが鉄欠乏性貧血です。人間の体には全部で約4gほどの鉄が存在しますが、2/3は血液の中にあり、残りは肝臓や脾臓などに蓄えられています。また、鉄の一部は皮膚や粘膜の組織内にあります。

 通常は食事から得られる鉄量と排泄する鉄量のバランスがとれていますが、何らかの原因で鉄が不足すると、まず蓄えられた鉄で不足分を補います。

 そのため、鉄が不足したからといってすぐに貧血の症状は現れません(この状態を隠れ貧血といいます)。

こんなにある!鉄欠乏性貧血の原因とは

 しかし、貯蔵鉄を使い切ってしまうと全身が貧血となり、症状が現れ始めます。さらに組織に鉄分がなくなると、爪がスプーン状に反り返ったり、舌の表面がツルツルになるなど、鉄欠乏性貧血特有の症状が現れてきます。

 鉄欠乏性貧血の特徴的な症状として以下のものがあります。

鉄欠乏性貧血の特徴的な症状
  煎餅など硬いものを大量に食べたくなる(異食症)
  爪がスプーン状に反り返る
  舌の表面がツルツルになる
  酸味がしみる
  肌がカサカサになる
  抜け毛や枝毛が多くなる
  口内炎・口角炎になりやすくなる
  食べ物が飲み込みにくくなる



鉄欠乏性貧血の特徴的な症状
 〜異食症(氷食症)〜


 異食症とは、通常食べる事のないものを無性に食べたくなってしまう症状で、鉄欠乏性貧血や心の病などで発症します。鉄欠乏性貧血の場合はバリバリとした食感のもの(氷や硬い煎餅など)を好んで食べる傾向にあり、氷があまりない時代には土壁を食べてしまうという事もありました。

 貧血になるとどうしてこのような行動に出るのかははっきりわかっていません。脳が酸素不足になったり、体内の鉄分が不足することで中枢神経になんらかの異常をきたしていると考えられます。

 このような症状が現れた場合は、鉄剤を服用して鉄分を摂取すると数日で治まります。ただし、異食症の症状が治まっても貧血が治ったわけではありません。

鉄欠乏性貧血の特徴的な症状
 〜爪が変形する〜


 鉄欠乏性貧血になると血液中の赤い色素が少なくなるため、肌が血色のない白色になったり、ピンク色の爪が白っぽくなったりします。

 さらに貧血がひどくなると、爪がスプーン上に反り返ったり(さじ状爪)、爪が弱くなることで割れたり、表面がはがれたり、溝状のデコボコになったりします。

鉄欠乏性貧血の特徴的な症状
 〜味覚変化や嚥下障害〜


 舌の表面には小さなブツブツがあり、そこには味覚を感じる味蕾(みらい)があります。鉄欠乏性貧血がひどくなると、このブツブツがなくなって舌の表面がツルツルになり、味覚障害が起きることがあります。

 また、食道の粘膜が萎縮して食道内が狭くなり、食べ物を飲み込みにくくなることもあります。

生理だけで貧血になる?



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